フェイスマスク・パックの選び方

フェイスマスクといえば、化粧品成分がひたひたに染み込んであるシート状のマスクをイメージする人も多いのではないでしょうか。
しかし、フェイスマスクにはシートタイプ以外にも、洗い流すタイプや角質ケア(ピーリング)ができるタイプなどさまざまな種類があります。
一番大切なのは、あなたの肌質や悩み、目指したいイメージを想像してフェイスマスクを選ぶことです。
まずは、フェイスマスクの種類や選び方について紹介していきます。
フェイスマスクの種類について
シートタイプ
保湿成分をはじめ、美白成分やエイジング成分など目的に合わせた美容成分が染み込んであるシート状のフェイスマスク。
肌に密着させることで、フェイスマスクの水分が肌表面の角質を柔らかくし、美容成分を角質層に届けやすくしてくれます。
また、シート状のフェイスマスクは目・鼻・口の部分がオープンになっているので、塗るタイプのフェイスマスクに比べるとうっかり目に入ってしまうようなトラブルが起きにくく、フェイスマスクに慣れてない人にもおすすめです。
100円ショップで売っているようなものから高価なものまでさまざまなタイプが販売されていますが、角質層に浸透させることができる水分量は一定なので、肌に水分を入れ込みたいだけならフェイスマスクを値段で選ぶ必要はありません。
一つの袋に何十枚も入っているようなフェイスマスクはお得感がありますが、1枚ずつ包装されているフェイスマスクほど美容成分を含んだ水分がたっぷり含まれています。
美白やエイジングなど、目的に合わせた成分を配合しているフェイスマスクを選びましょう。
クリームタイプ
クリームタイプのフェイスマスクには、他のタイプにはない油分がたくさん含まれています。
スキンケアをした直後は肌がうるおうのに、すぐに乾燥して表面がカサついてしまうような乾燥肌の人には特におすすめです。
また、肌のバリア機能が低下して刺激を感じやすくなった敏感肌の人にも、優しい使い心地で肌をいたわることができます。
反対に、油分の多い脂性肌の人だとニキビや毛穴詰まりの原因となるのでおすすめできません。
湿度の低い冬場にも活躍するフェイスマスクなので、乾燥対策ならクリームタイプを選びましょう。
クリームタイプのフェイスマスクは、肌に塗布したあと時間を置いてからコットンやティッシュでふき取るものがほとんどです。
拭き取る際は、肌に摩擦ダメージを与えないように注意してください。
クレイ(泥)タイプ
多くのエステサロンでも実際に行われているクレイを使ったフェイスマスク。
クレイには、毛穴に詰まった皮脂や古い角質などのたんぱく汚れを吸着する性質があるほか、豊富なミネラルで肌のコンディションを整える効果が期待できます。
毛穴汚れ、ニキビやくすみを解消したい人や、美白を目指したい人はクレイタイプのフェイスマスクを選んでみましょう。
また、ひとくちにクレイと言ってもさまざまな種類があり、タイプによっては肌に対する刺激性が変わるため、乾燥肌や敏感肌の人は注意が必要です。
クレイの色味をチェックすればだいたいの刺激性が予測できるので、クレイタイプのフェイスマスクを探している人は、以下を参考にしてみてください。
| 色 | 刺激性 |
|---|---|
| ホワイト、ピンク系 | 比較的刺激が弱く、乾燥肌や敏感肌にぴったり。 |
| ローズ、ベージュ、イエロー系 | やや刺激を感じることも。健康な普通肌なら問題なし。 |
| レッド、グリーン、ブルー系 | 刺激が強めなので、脂性肌やニキビ肌向き。洗浄力が高く美肌効果が期待できる。 |
オールインワンタイプ
シート状やクリーム状のような形状にこだわらず、化粧水や美容液、乳液など複数の機能が備わっているのがオールインワンタイプのフェイスマスクです。
スキンケアにかける手間や時間を短縮したり、スキンケアアイテムが減らせるぶんコスパ面でも優れているため、忙しくてスペシャルケアに時間がかけられない人にぴったり。
また、スキンケアアイテムが減るぶん、肌に対する摩擦ダメージを減らすこともできるので、乾燥肌や敏感肌の人にもおすすめできます。
基本的には保湿メインで販売されているものが多いのですが、なかには角質ケアやマッサージ効果が得られるものまであるので、目的や肌悩みに合わせてフェイスマスクを選んでみてください。
ピーリングタイプ
ピーリングができるフェイスマスクには、主に2つの種類があります。
ひとつは、シート状やジェル状になっているフェイスマスクで、一度塗ったり貼ったりしたものを剥がすことで物理的に古い角質を取り除くことができます。
もうひとつは、ジェル状やクリーム状になっているフェイスマスクで、美容成分の一部としてフルーツ酸(AHA)を配合しているものが特徴です。
フルーツ酸には、古い角質を溶かして無理なく除去する働きがあるため、剥がすタイプのフェイスマスクに比べると肌に対するダメージを減らすことができます。
しかし、フルーツ酸が配合されたフェイスマスクであっても、古い角質を溶かす以上肌にとって負担となり得る存在です。
肌に対する刺激が気になるなら、クレイタイプのフェイスマスクや保湿成分を豊富に含んだフェイスマスクを選びましょう。
無理に古い角質を除去しなくても、保湿ケアで肌のターンオーバーを促せば、古い角質は垢となって自然と剥がれ落ちていきます。
シートタイプのフェイスマスクは素材に注目する
シートタイプの素材によって肌触りや密着度が異なります。
好みや目的に合わせて、フェイスマスクの素材にも注目してみてください。
| 素材の種類 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 繊維 | コットンやパルプ、レーヨンなどの繊維でできており、密度の高い繊維ほど美容液の蒸発を防ぐことができる。 | シートタイプのフェイスマスクに慣れていない人、肌あたりがやさしいフェイスマスクを好む人 |
| 伸縮素材 | 繊維でできたシートに伸縮性をもたせたもの。肌を持ち上げるように伸ばせば、たるみ解消にも。 | たるみやフェイスラインのぼやけが気になる人、密着感が高いものを好む人 |
| ジェリーシート | 肌に乗せるとゲルが解け、肌内部に美容成分が浸透するように作られている。着用時にヒヤッとした冷感あり。 | リッチな使用感を好む人、普段のスキンケアで美容成分が浸透しにくい人、密着感が高いものを好む人 |
| 多層構造素材 | 異なる素材を組み合わせることで、他タイプで見られるメリットをいいとこ取りできる。肌に与える美容成分の供給を高める。 | 厚みのあるシートを好む人、肌あたりがやさしいフェイスマスクを好む人 |
シートが肌に合わない場合も?
シートタイプのフェイスマスクにも、他の化粧品と同じように配合されている成分がすべて表示されています。(医薬部外品を除く)
しかし、肌にとって刺激となる化学成分が使われていない「無添加」のフェイスマスクなら敏感肌でも大丈夫、というわけではありません。
場合によっては、無添加処方のフェイスマスクでも肌荒れを起こす場合があるのです。
なぜなら、フェイスマスクに表記されている全成分表記はあくまでも〝フェイスマスクに含ませている(化粧品)成分〟のことを指しており、素材に化学繊維が使われたとしてもパッケージに表記する義務はないからです。
肌に合うかどうか不安を感じている人は、クリームタイプなど他のフェイスマスクを選ぶようにすれば良いでしょう。
世代に合わせたフェイスマスク
私たちの肌は、年齢によって表皮が生まれ変わるサイクルが変わります。
また、若いうちは皮脂分泌が過剰になりがちで、年齢を重ねると皮脂の分泌量が低下するため、年齢に合わせて補うべき成分やスキンケアの方向を変えなければならないのです。
ここからは、世代に合わせたフェイスマスクの選び方について紹介していきます。
10代・20代向けのフェイスマスク
皮脂分泌が過剰な10代の肌は、シートタイプやジェルタイプのようなさっぱりしたフェイスマスクで肌の水分バランスを整えましょう。
また、20代に入ると皮脂の分泌量も安定してきますが、代わりに古い角質が残りやすくなるので定期的な角質ケアが必要です。
普段は、保湿をメインとしたフェイスマスクで肌のコンディションを維持。
月1回ほどのペースで、角質ケアができるフェイスマスクやクレイを取り入れてみましょう。
30代向けのフェイスマスク
これまでになかった肌トラブルに悩まされる30代の肌には、真皮にアプローチするフェイスマスクがぴったり。
例えば、EGFやFGFと呼ばれる成分には細胞を賦活する働きがあるため、真皮にアプローチして弾力のある若々しい肌へ導いてくれます。
また、肌トラブルに応じてフェイスマスクを選ぶのもおすすめです。
一方で、必要以上に肌に栄養を与えると、肌のコンディションが崩れてしまい逆効果になる場合も。
毎日使えるタイプのフェイスマスクなら別ですが、週1〜2回くらいのペースでコツコツとフェイスマスクを続けましょう。
40代向けのフェイスマスク
40代に入ると、肌がたるんだり血行が悪くなって老化の兆候がみられるようになります。
また、代謝が一気に下がってしまうのも40代前後といわれているので、肌のターンオーバーを促す成分や、血行を促したりマッサージ効果をもたらす成分が含まれたフェイスマスクを使うようにしましょう。
