サクランとはどんな成分?
サクランという言葉に馴染みのない人も多いかもしれませんが、サクランとは日本・九州の一部の地域でしか自生しない藻「水前寺海苔(スイゼンジノリ)」に含まれている多糖類です。
簡単に言えば、保水力にとても優れている自然由来の保湿成分のことを言います。
水前寺海苔は古くから高級食材として親しまれてきた食材なのですが、この水前寺海苔からサクランという保湿成分が発見されたのは2006年のこと。
天然の水前寺海苔は国の天然記念物に指定されているほど希少な存在ですが、今では養殖に成功して供給が増えているため、化粧品に使用されることが増えてきました。
サクランの保水力はどれくらい?
水前寺海苔1kgに対してたったの7gしか取れない貴重なサクランには、重量比6,000倍以上もの水分を吸収することがわかっています。
ちなみに、優れた保水力として認識されているヒアルロン酸でも、1gで6リットルの保水力。
サクランとヒアルロン酸を比較すると、サクランの方が5倍以上もの保水力があることがわかります。
また、サクランの保水力は化粧品のみならず、工業利用や紙おむつにも使われています。
サクランは、一般的な紙おむつに使用される人工吸収材(ポリマー)の15倍もの保水力があると言われているほか、天然由来の成分なのでデリケートな肌にも優しいという特徴があります。
保水力に優れているだけではなく、肌にも優しい。
そんなサクランの美容効果は、他にもあります。
サクランの美容効果とは?

サクランは、分子がとても大きいので角質層に浸透することはありませんが、肌表面に膜を張ることで紫外線や乾燥などの外的ダメージから肌を守る効果が期待できます。
「膜を張る」というとイメージがつきにくいかもしれませんが、サクランは、塩分と結合するとゲル化する性質を持っています。
汗腺から分泌される汗には、塩分が含まれていますよね。
この塩分とサクランが結合すれば、うるおいを持った膜ができます。
そして、膜によって肌表面に蓋をすると、角質層の水分が逃げなくなるので、肌の乾燥を防ぎ、外的ダメージを防ぐことができるのです。
サクランでアトピー性皮膚炎の症状が緩和される?
さらに、高知大学の研究によれば、サクランには優れた保湿作用があり、抗炎症作用によってかゆみを抑える働きがあるので、アトピー性皮膚炎の悪化を防ぐ効果が期待できます。
サクランは天然由来の成分なので、肌との相性も抜群。
皮脂の分泌量が少ないことでカサカサしてしまう乾燥肌の人、また肌ダメージを受けやすい敏感肌の人は、保水力に優れたサクランを取り入れて健やかな肌質を目指しましょう。
肌の乾燥や刺激の原因は何か?

肌の乾燥や刺激、かゆみなどが気になる人は、肌のバリア機能が低下していることが考えられます。
肌のバリア機能とは、紫外線や乾燥などの外的ダメージから肌を守る免疫機能のようなもので、角質層にあるNMF(天然保湿因子)と細胞間脂質、そして肌表面を覆う皮脂膜の3つによって初めて機能します。
皮脂膜は汗や皮脂が混ざり合ってできる天然の保湿クリームで、角質層の水分を逃さない働きを持っているのですが、肌が乾燥していると皮脂の分泌量が少ないので皮脂膜がうまく形成できなくなります。
すると、角質層のうるおいがどんどん逃げ出してしまい、肌のバリア機能が失われてさまざまな肌ダメージを受けやすくなってしまうのです。
肌のバリア機能を正常化させて肌トラブルを防ぐためには、肌が乾燥しないようにすることが一番。
では、具体的に肌が乾燥してしまう原因とは何でしょうか?
もしかすると、毎日習慣づけていることが肌の乾燥につながっているかもしれませんよ。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとは、約28日周期で表皮が生まれ変わる(新陳代謝)ことを言います。
しかし、ある理由でターンオーバーの周期が早まると、角質層で十分なNMFや細胞間脂質を持たないまま未熟な角質細胞が表面化するため、肌が乾燥してしまうのです。
ターンオーバーが早まる理由としては、過剰な洗顔や必要以上の角質ケアなど間違ったスキンケアが挙げられます。
さらに、ターンオーバーの周期が早まればニキビや毛穴トラブルなどを引き起こす原因にもなるので注意が必要です。
あなたは洗顔やスキンケアを頑張りすぎていませんか?
心当たりのある人は、毎日のスキンケア内容を見直すほか、サクラン化粧品で肌のバリア機能を整えましょう。
加齢による影響
ターンオーバーの乱れに繋がる話ですが、基礎代謝は20歳をピークに低下していきます。
この基礎代謝のなかに、肌のターンオーバーが含まれているのです。
特に、年齢を重ねると体内の細胞を錆びつかせる活性酸素がどんどん発生します。
活性酸素によって細胞が錆びつくと、肌のターンオーバーが滞り、角質層の水分量が低下。
失った水分を補うために角質が次々に作られるのですが、この角質が肌表面に残ってしまうと、肌の乾燥やくすみ、ざらつきとなるのです。
低下した基礎代謝を上げるためには、質の良い睡眠で成長ホルモンを分泌してあげること、そして十分な水分を補って肌のバリア機能を正常化させ、活性酸素のダメージから肌を守ることがポイント。
保水力に優れているサクランは、肌のバリア機能をサポートするので年齢肌のトラブル改善に役立ちます。
過剰な洗顔・クレンジング
ターンオーバーが早まる原因の一つに、過剰な洗顔やクレンジングが挙げられますが、この点について詳しく紹介していきます。
肌の汚れやベタつき、強力なメイクをキレイに落とすために、洗浄力の高い洗顔料やクレンジング剤を使用すると、皮脂膜の形成に必要な皮脂まで奪われてしまうため、角質層の水分が失われ肌が乾燥します。
また、洗顔やクレンジングの際につい力を入れてゴシゴシ洗ってしまうと、摩擦によって肌表面の角質が傷ついてしまい、キメが乱れて角質層の水分が逃げ出してしまうのです。
皮脂膜の形成には、適度な油分は絶対に必要。
強い洗浄力を持つ合成界面活性剤(石油系界面活性剤)をなるべく避け、落ちにくいポイントメイクにはポイントメイクリムーバーを使用しながら洗いすぎに気をつけてください。
また、洗顔やクレンジング、スキンケアの際は肌に摩擦が生じないようにすることもポイントです。
紫外線ダメージ
紫外線ダメージは、肌のバリア機能を低下させ、乾燥や角質肥厚を引き起こします。
特に、生活紫外線(UV-A)は波長が長く、角質層を通り越して真皮にまで到達してしまうので、肌の乾燥だけではなくたるみやシワの原因にも。
また、海や山などのレジャーシーンで浴びてしまうレジャー紫外線(UV-B)は波長が短いのですが、肌の防御反応によって角質が厚くなるので、ごわつきやくすみの原因になります。
乾燥ダメージだけではなく、肌のバリア機能低下や老化を引き起こす紫外線。
紫外線から肌を守るためには、サンスクリーン(日焼け止め)の活用はもちろん、サクラン化粧品で肌のバリア機能を強化することがポイントです。
