「イチゴ鼻」とは?
鼻周辺の毛穴に皮脂や古い角質、メイク汚れなどが毛穴をふさぐほど詰まって角栓となり酸化して黒ずみ、イチゴの表面の細かい種のようにブツブツしているように見える状態を言います。
もともと鼻は顔(<顔黒ずみ)の中でも皮脂の分泌が盛んで、角栓がたまりやすいのです。
顔の中心にあって目立つ毛穴の黒ずみが気になって、必死でケアをするものの、残念なことに間違ったケアを行ったことで、よけいイチゴ鼻がひどくなるケースが多いのも特徴です。
爪先で絞るように角栓を押し出して皮膚を傷つけてしまったり、剥がし取るタイプの強力な角栓パックを使いすぎて毛穴周辺の皮膚にダメージを与えたり、洗顔用ブラシでゴシゴシ洗いすぎて皮膚や毛穴が炎症を起こしたりするなど、間違ったお手入れを続けるうちに、毛穴が広がって開きっぱなしになり、よけい角栓がたまりやすくなります。
あなたにも心当たりはありませんか?
お手入れすればするほど悪化する、イチゴ鼻スパイラルから抜け出すには、イチゴ鼻を引き起こす要因を知り、それをひとつずつ解消していく正しいケアが必要です。
イチゴ鼻の原因

朝晩、洗顔しているし、メイク後はていねいにクレンジングを行っているつもり。
それなのにどうして黒ずみが気になる「イチゴ鼻」になってしまうのでしょうか。
イチゴ鼻といわれる状態になる理由には、6つの要因があります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
イチゴ鼻の6大要因
皮脂の過剰分泌
毛穴は、毛穴の中にある皮脂腺から皮脂を分泌することで、皮膚表面の乾燥を防ぎ、ホコリや摩擦などの外的刺激から皮膚を守る働きがあります。
ところが、ホルモンバランスの変調やストレス、ターンオーバーの乱れにより、皮脂が必要以上に大量に分泌されるようになってしまうと、皮脂が角質や汚れとまじりあって毛穴の中に詰まって固まり(角栓化)、これが酸化して黒ずみ、イチゴの細かい種状になるのです。
剥がれた角質が角栓化
毛穴に詰まる角栓の成分は、約70%がタンパク質で、残り30%が脂質と汚れだといわれています。
角質は、脂質=皮脂だけでできていると思っている人が多いのですが、これは大きな間違いです。
角栓の成分のうち70%を占めるタンパク質は、毛穴の中ではがれた角質(肌の表面)なのです。
毛穴は、肌でできたポケット状のものですから、当然のことながら毛穴の内側も肌で覆われています。
それがターンオーバーによってはがれて毛穴の中に溜まり、皮脂とまじりあって徐々に毛穴型の粒々に硬化して、角栓になるというわけです。
乾燥(過剰な洗浄・ターンオーバーの乱れ)
過剰な洗浄や、ターンオーバーの乱れが起こると、皮膚は水分を保持することができなくなって、乾燥してしまいます。
乾燥した皮膚の表面(角質)が、白い粉を吹いたようになって、どんどんはがれ落ちてしまうのは、ご存じの通りです。
それが②でご説明した通り、毛穴の中でも起こるのですから、毛穴の中にも角質が通常以上に溜まることになり、角栓もぐんぐん育ってしまうのです。
また乾燥は、皮膚を硬くして柔軟性を失わせてしまいます。
正常な肌なら、適量のはがれた角質と脂質を柔らかい毛穴がスムーズに排出させてくれるのに、乾燥によって硬くなった毛穴は、中に溜まった老廃物(はがれた角質と脂質と汚れ)の排出がうまくできません。
つまり肌が乾燥すると、うまく老廃物を排出できない毛穴に、大量の老廃物がどんどんできるというイチゴ鼻になるWの要因が発生するのです。
無理やり角栓を押し出す、引き抜く
鏡を見ていたら、毛穴から角栓の黒い粒の先端がぴょこんと飛び出しているのを発見。
思わずピンセットを使って引き抜きたくなってしまいますが、ちょっと待って!
強引に角栓を引き抜こうとすると、肌に強い刺激を与えてしまいます。
角栓は毛穴の内側の皮膚と癒着していることが多く、角栓を引き抜くと生きているその皮膚まで剥がしてしまうことになり、毛穴内部の肌荒れや炎症の原因になったり、毛穴の皮膚の黒ずみを引き起こしたり、強い刺激によってターンオーバーが乱れる原因になったりするのです。
毛穴の周囲を爪で押して絞り出すようにするのも厳禁です。
目的の毛穴はもちろん、周囲の皮膚も傷ついて、皮膚が赤くなったり、色素沈着を起こして黒ずみ、シミ状になってしまうことだってあるのです。
これではせっせとイチゴ鼻を育てることになり、まったくの逆効果です
紫外線
毛穴に角栓が詰まっている感じはしないのに、毛穴黒ずみが、イチゴ鼻に見えるという場合は、紫外線が原因の場合もあります。
紫外線を受けてメラニン色素を形成してしまった毛穴の内側の皮膚が、ターンオーバーの乱れによってはがれ落ちるのが遅れて残ってしまっている状態です。
これが続けばシミとして定着してしまうこともあるので要注意です。
毛穴の広がり・ダメージ毛穴
紫外線以外にも、毛穴そのものが原因でイチゴ鼻に見えることがあります。
健康な肌の毛穴はきゅっと引き締まり、皮膚の表面はなめらかですが、加齢や間違ったケア、乾燥によって毛穴が広がると、肌の表面は細かいクレーターができたようなデコボコな状態になります。
当然、へこんだ部分は暗く影になって黒っぽく見えます。
健康な皮膚まで剥がし取ってしまうような強力な毛穴パックなどを使って、毛穴にダメージを与えると、毛穴が変形したり、広がったり、黒ずんだり、角栓ができやすくなったりと、イチゴ鼻ができる要因がずらりとそろってしまうことになるわけです。
イチゴ鼻になるメカニズム
目立つイチゴ鼻は、一時的な肌トラブルで一気に形成されるのではなく、間違ったケアを日々繰り返すことによって、どんどん症状が悪化していきます。
ハマって抜け出せなくなっているイチゴ鼻スパイラルを断ち切るためにも、イチゴ鼻ができてひどくなっていくメカニズムをおさらいしましょう。
毛穴に皮脂・古い角質や汚れが詰まる
毛穴の内側にある皮膚(角質)が剥がれたものや、毛穴にある皮脂腺から分泌された皮脂、メイクの残りやホコリなどがまじりあったものが毛穴に詰まります。
健康で柔軟性のある毛穴であれば、こうした老廃物を上手に皮膚表面まで排出させてくれるのですが、乾燥で硬くなった毛穴はスムーズに排出させられません。
またターンオーバーの乱れなどによって、過剰な皮脂分泌や皮膚の剥がれが起こったり、不十分な洗顔・クレンジングによって毛穴の奥に汚れが残ったままになると、毛穴詰まりはますます促進されてしまいます。
白っぽいゲル状のものが毛穴に詰まっているのが見える状態です。
角栓になって酸化する
毛穴に皮脂が詰まった状態を放置しておくと、汚れは毛穴の中で硬化した「角栓」になります。
角栓の先端が毛穴の外に出て空気に触れると酸化が起こり、黒く変色します。
これが、イチゴ鼻の黒い粒々の正体です。
酸化した角栓は、その周囲の皮膚にも様々な悪影響を与えます。
この溜まった角栓をエサとして、アクネ菌が繁殖するとニキビになってしまうこともあります。
間違ったケアで無理やり角栓を取り除く
- ピンセットで引き抜く
- 爪で周囲の皮膚を押して角栓を絞りだすようにする
- 剥がし取るタイプの強力な毛穴パックをくりかえし使う
- 肌が乾燥するほど洗顔を繰り返す
- 洗顔ブラシなどでゴシゴシ洗い、毛穴の中にブラシの毛先を入れるようにして角栓を取り除こうとする
これらはすべて間違った角栓ケアです。
毛穴パックにびっしりついた角栓を見て、達成感を感じる人は多いかと思いますが、一瞬、黒い粒々が消えたとしても、実は、さらに目立つ次のイチゴ鼻作りを準備していることになるのです。
さらに角栓ができやすくなり、イチゴ鼻スパイラルに陥る
間違ったケアで、鼻周辺の毛穴の黒ずみが消えたと喜んでいても、しばらくするとまたまた黒い粒々が再生されていることに気が付くはず。
よく観察してみると、以前よりも粒々の数や大きさが増えて、毛穴の周囲は黒ずみ、より目立つイチゴ鼻に……。
また間違ったケアで角栓を取り除く習慣ができてしまうと、黒い粒々ができるタームはどんどん短くなっていき、毛穴自体が開きっぱなしになって、皮膚がデコボコに。
この恐怖の「イチゴ鼻スパイラル」から脱出するためには、正しいケア法を実践する以外、ありません!
