アトピー対策のためのセルフケア

アトピー肌の対策として最も大切なのは症状を悪化させないことです。
重症の場合には専門的な治療も必要になってきますが、日常に導入できるセルフケアがたくさんあります。
また、セルフケアをきちんとしておかないと、皮膚科で治療を受けてもまた症状が悪化してしまう可能性もあります。
お部屋の清掃などでアレルゲンを排除して生活環境を整え、入浴やシャワーで皮膚を清潔に保ち、適切なスキンケアによって保湿を心がけましょう。
食生活の見直しや睡眠時間の確保など生活習慣の改善も大切です。
全てを実行することは難しいですが、セルフケアを行うことでアトピーの症状も少しずつ改善されていきますので、ストレスにならない程度に取り入れていきましょう。
身体の内側からケア
アトピー肌に効果的な食事
発酵食品がおすすめ
アトピーに悩む方が増えた要因のひとつとして食生活の欧米化が挙げられています。
動物性タンパク質の摂取が増加したことにより、アレルギー反応が起こりやすくなっているのです。
そこで、伝統的な日本の食事をおすすめします。
和食は、美肌に必須とされるビタミンやミネラルを筆頭に、タンパク質、脂質、炭水化物などをバランス良く摂取することができます。
洋食がメインの方は、1日のうち1食でも和食に置き換えるだけで乳製品や脂の摂取量が抑えられ、アトピー肌の改善だけでなくダイエットにも効果的です。
また、腸内環境の改善がアレルギー症状を緩和させるともいわれているため、納豆や味噌、漬物といった発酵食品がおすすめです。
しかし、塩分や乳製品の摂りすぎは逆効果ですので、効率的に摂取できる乳酸菌サプリメントが良いのではないでしょうか。
肌再生のための食事の基本
しっかりとタンパク質を摂取
お魚(サバ、サンマ以外)の白身魚や小魚をメインに和食で摂取しましょう。
細胞膜の主成分となる良質な脂質
特にアマニ油やエゴマ油に含まれるオメガ3脂肪酸はアトピーなどのアレルギーを抑制する効果が期待されています。
新陳代謝に関与するビタミン類や亜鉛などのミネラル
緑黄色野菜や海藻類に多く含まれています。
美肌効果が期待できる食物繊維
ごぼうやレンコンなどの根菜、海藻類、芋類、バナナ、りんごなどに含まれています。
果物の食べ過ぎは良くありませんが、りんごは腸内環境を改善する作用もあります。
アトピーの原因のひとつとしてアレルギー体質が考えられていますので、過去にアレルギーを起こしたことのある食材や食品は避けましょう。
今まで大丈夫だったとしても、体調によっては食物アレルギーを起こす可能性もあります。
またインスタント食品には添加物や着色料などの人工的な成分が含まれており、消化のために多くのエネルギーを消費するため、体調を崩しやすく、免疫力が低下しやすくなるといわれています。
アトピーの方は、できるだけインスタント食品も避けた方が良いでしょう。[/aside]
生活習慣の改善
適切な睡眠を取ろう
入眠後3時間は成長ホルモンが分泌され、お肌のターンオーバーが活性化されるため、この期間に良質な睡眠を取れるように心がけましょう。
本来人間の身体は、夜間に副交感神経が優位となり、睡眠に向けてリラックスした状態になります。
自律神経のバランスが取れ、快適な睡眠が得られることはアトピー改善につながるため、入眠前に心身がリラックスできる状況にしておきましょう。
適切な睡眠を得る方法(副交感神経が優位となる状態)
- 寝室の照明をオレンジ系・白熱灯にして、明るさを控えます
- 血糖値を安定させるため、就寝2時間前までには食事を済ませましょう
- 食後2時間以内に就寝する場合には、軽い運動で血糖値を下げましょう
- 就寝30分〜1時間ほど前に入浴などで身体を温め、就寝時には平温に戻します
- 体温が下がっていくときに眠気を感じやすいため
- 適度な運動は代謝アップやストレス解消にもなり、快眠につながります
- 視界からの刺激をシャットアウトするため、遅くとも就寝30分前からはスマホやパソコン、テレビなど電子機器の使用、鑑賞をやめましょう
- 寝室にあまり物を置かず、就寝時に視界に物が入らない配置にしましょう
ストレス解消
ストレスはアトピーの原因とも考えられており、症状の悪化を引き起こします。
ストレスフリーな生活が送れることがベストなのでしょうが、現実にはそんなわけにもいかないので、受けたストレスが蓄積されないよう、自分なりに解消していきましょう。
暴飲暴食以外で、アトピーを悪化させない方法であれば何でも良いのです。
以下に手軽にできるストレス解消法の例を紹介します。
趣味の時間をつくる
読書、映画・DVD鑑賞、スポーツなど自分が楽しめて没頭できることなら何でもOKですが、集中しすぎて趣味でストレスを溜めないようにしましょう。
号泣する
なかなか機会がないかもしれませんが、泣いているときにはβエンドルフィンに似た成分が脳内で分泌され、ストレス解消に効果があると科学的に証明されています。
赤ちゃんは大泣きした後、嘘のようにすやすや寝ていますよね
ゆっくりバスタブに浸かる
ストレス緩和作用のあるβエンドルフィンやセロトニンが脳内で分泌されます。
40℃くらいのややぬるめのお湯に10分ほど浸かると、ストレスにより優位となっていた交感神経が鎮まり、リラックス効果が得られます。
ただし身体を温めすぎるとかゆみが出ることもあるので注意してください。
アロマオイルで気分転換
ハンカチなどにアロマオイルを数滴垂らしたものを、鼻と口に当てて深呼吸するという方法です。
外出先にも持ち歩けますし、枕元に置いておくこともできます。
リフレッシュやリラックスなど目的別に好きなアロマオイルを選びましょう
身体の外側からケア
正しいスキンケア
主にクレンジングと洗顔
正しいクレンジングと洗顔は、保湿と同様でアトピー肌にとって重要なスキンケアになります。
洗顔には、ターンオーバーにより表面に浮いてきた古い角質を洗い流したり、汚れを落としたりする役割があります。
古く酸化した皮膚やホコリなどの汚れを放置すると、アトピーが悪化するだけでなく、菌が繁殖してニキビを引き起こす可能性もあります。
適切なスキンケアでアトピー肌を改善させましょう。
正しいクレンジング
- お肌に優しいクレンジングを行うため、クレンジング剤が必要ない程度のメイクにしておきましょう
- どうしてもクレンジングが必要な場合には、低刺激のオイル(もしくはコールドクリーム)をたっぷりと使用し、摩擦が起こらないように気を付けます
- クレンジングの前にオイルなどを手で温めてからお肌につけましょう
- ティッシュオフのときも絶対に擦らず、押さえて浮いた汚れを吸着させるようにします
- お肌が薄い目元のクレンジングは特に注意します
- できればアイメイクは水で簡単に落とせるものを使用しましょう
目元の肌ダメージが続くと、目の下にアトピー特有のシワができてしまうことがあります(Dennie-Morgan fold)
- できればアイメイクは水で簡単に落とせるものを使用しましょう
正しい洗顔の手順
症状がひどくない場合には水洗顔でなくて大丈夫です。
特に寝ている間汗をかきやすい夏などは朝でも泡洗顔で汚れを落としましょう。
ただし、一度の洗顔で二度洗いはしないように気を付けてください。
ぬるま湯で顔を濡らす
素洗いして毛穴を開き、汚れを落としやすくします。
洗顔料の泡立て
密度の高いきめ細かく壊れにくい泡をつくります。泡がクッションとなることでお肌への負担を減らします。
部位別洗顔
Tゾーン(鼻→額)→フェイスライン→口周り→頬→目周りの順番で、皮脂の分泌が多い部位から乾燥しやすい部位へと、小さく円を描くようにくるくると指の腹を使って洗います。
しっかり洗うことは大切ですが、時間をかけすぎると乾燥の原因になりますので、顔に泡をつけてからすすぎまでは約45秒間を目安にしましょう。
すすぎはしっかりと
手で擦らず、ぬるま湯のみで優しく泡を洗い流します。小鼻の周りや生え際は特に丁寧にすすぎ、洗顔料がお肌に残らないようにします。
水分の拭き取り
5分以内に行います。バスルームを出たら直ぐに清潔な柔らかいタオルで顔の水分を拭きましょう。優しく押さえるように行います。
手早く保湿
お肌の乾燥を防ぐため、水分の拭き取り後30秒以内にアトピー肌用化粧水でしっかり保湿ケアしましょう。
乾燥を防ぐ
お肌の乾燥はアトピー肌の悪化以外にも様々な肌トラブルを引き起こします。
保湿ケアは全てのお悩みに対するスキンケアの基本、と心得ましょう。
スキンケアによる保湿をメインとして、身体の内外から水分・油分を適切に補給することで、バランスの良い保湿が行えます。
セルフケアによる保湿を習慣化することで、ドクターに頼らないアトピー対策が可能になります。
保湿剤を処方してもらうためだけに通院するというのは難しいですよね。
アトピー症状が悪化していても落ち着いていても、お肌の保湿は大切ですから、継続して行うようにしましょう。
保湿ケア
丁寧で適切なスキンケアやこまめな水分補給を行います。
効果的なアトピー肌化粧品を使用しましょう。
プチプラのハトムギ化粧水を使用した手作りパックを行うのもおすすめです。
バスタイムにホホバオイルや椿油で乾燥した部分もしくは全身の保湿をスペシャルケアとして取り入れるのも良いでしょう。
油分の補給
水分と油分のバランスを保つためにも適度な油分は必要です。
良質な植物性オイルやアボカドなどで身体の内側から油分を摂取しましょう。
お部屋の加湿
エアコンなどを使用している環境ではお肌が乾燥しがちです。
加湿器を使用したり、塗れタオルを干したりして対策しましょう。
職場などでは難しいかもしれませんが、できるだけ乾燥の進行を止める努力をします。
紫外線対策をして日焼けを予防
バリア機能の低下したアトピー肌にとっては、少しの紫外線でも、大きな肌トラブルの原因となることがあります。
紫外線の刺激による炎症、コラーゲンの破壊、活性酸素の発生などを抑えるためにも、対策をしっかりと行い、日焼けを予防することが重要です。
ポイント
- 日焼け止め自体がお肌への刺激が強いため適切なアイテムを選ぶこと
- お肌への負担を考え、日焼け止めだけに頼らず紫外線対策をすること
- 外出時はお肌の露出を控えること
- ただし汗をかくとお肌への刺激になるため、吸収性や通気性の良い素材の服を選ぶこと
- 紫外線の強い時期や時間帯(午後の早い時間など)には可能な限り直射日光を避けること
- UVカット加工の帽子や日傘、サングラスなども上手く併用すること
- ベースメイクで紫外線をブロックしてくれるパウダーファンデーションなどを使用するのもおすすめ
- ただし選び方には注意しましょう
アトピー肌の日焼け止めの選び方
お肌への刺激や負担が少ないアイテムを選ぶのがポイント!
紫外線吸収剤を配合せず、紫外線散乱剤を使用した日焼け止め
一般的な日焼け止めはほとんどが紫外線吸収剤を使用していますが、成分が紫外線を吸収するときに化学反応を起こすため、お肌への刺激となることがあります。
紫外線散乱剤も紫外線を浴びると活性酸素を発生させるため、シリカなどでコーティングされているものを選ぶのが安心です。
成分がナノ化されているとお肌の奥に侵入してしまうため、ナノ化技術が採用されていないものがおすすめです。
「酸化亜鉛」「酸化チタン」と成分表示され、紫外線吸収剤フリーと書かれた日焼け止めを探しましょう。
SPF50(紫外線吸収剤配合の可能性が高い)は避けてSPF20〜30くらいのもの
数値が低めの日焼け止めをこまめに塗り直す方が効果的です。
バスタイムで素肌力アップ
バスタイムは、リラックスした気分になりストレス解消に役立つ以外にも、アトピー肌のセルフケアには大切な時間です。
バスルームの中で実践できるケアや注意点をいくつかご紹介します。
無添加の石鹸シャンプーがおすすめ
慣れるまでは髪がゴワつくような感じがするかもしれませんが、頭皮もお肌の一部なので、できれば洗顔と同じコールドプロセスでつくられた固形石鹸でシャンプーするのが最も低刺激です。
ボディソープ
一般的なボディソープには界面活性剤が含まれているため、身体も無添加の固形石鹸で洗うのが理想的です。
洗う順番に気を付ける
頭→顔→身体と、成分がお肌に残らないように上から順番に優しく洗います。
タオルやブラシを使用せず泡で洗う
アイテムにこだわっても洗うときの摩擦がお肌への刺激になってしまったら意味がありません。
身体全ての部位を、しっかりとした泡で優しく包み込むように洗います。
しっかりとバスタブに浸かる
リラックス効果が得られるだけでなく、汚れを浮かせて皮膚を清潔に保つためにも、シャワーだけでなくしっかり入浴しましょう。
冷えがアトピー悪化を引き起こす可能性もありますので、寒い季節には特に身体を温めることが大切です。
お湯の温度はやや低めに設定
熱いお湯に浸かると、敏感なアトピー肌にとっては刺激となってかゆみが増してしまいます。
高くても40℃、夏は38℃前後を目安に湯温を設定しましょう。
シャワーの水圧を弱めに
「勢いよくシャワーをあてる」ことはアトピー肌にとってNG!
水圧は弱めに、できれば塩素除去のためにシャワーヘッドも取り替えると良いです。
入浴剤にもこだわる
水道水に含まれる塩素の刺激を和らげるために入浴剤は効果的です。
市販のキュレルやミノンなど敏感肌用のアイテムや、ウィラードウォーターを入浴剤として使用することもあるようです。
合成着色料や合成香料を使用していない、天然のハーブや高品質のアロマオイルを入浴剤代わりに使うのもおすすめです。
ココナッツオイル使用の手作りスクラブを月に2〜3回
外国のセレブリティから火がついたココナッツオイルはアトピー症状の緩和にも効果的です。
ココナッツオイルと同量の砂糖を混ぜたシュガースクラブは高い保湿効果が期待できます。
ココナッツオイルと半量の塩を混ぜたソルトスクラブは殺菌効果が期待できるので、バリア機能が低下したアトピー肌への感染が心配な方におすすめです。
どちらも摩擦が刺激にならないよう、軽く撫でるように使用してください。
水分を拭き取るときにはタオルで軽く押さえるように
摩擦による刺激が起こらないように優しく押さえる程度のタッチで行います
バスタイム後にはすぐ保湿ケア
洗い終わった瞬間から乾燥は始まっています。
生活環境を整える
可能な限りアレルゲンを排除した清潔な環境づくりを心がけましょう。
掃除、洗濯、寝具のポイントをご紹介しますので、ご自身のライフスタイルに合ったもの、実践できそうなことから取り入れてみてください。
アトピー肌対策の掃除方法と室内環境
吸引力の強い掃除機を使用
ハウスダストやダニを物理的に除去するという点では掃除機が一番です。
省エネや静音、コードレスタイプも便利ですが、アレルゲンとなりうる物質をしっかり吸引するためには吸込仕事率が210w以上の掃除機を選びましょう。
カーテンにもしっかり掃除機をかける
カーテンの裏には意外とハウスダストや花粉がついています。
カーテンの裾が床に接していると、その部分にはダニが多くついている可能性もありますので、お掃除の際にはカーテンも忘れないようにしましょう。
ときには丸洗いすることも大切です。
掃除する部屋の優先順位
全ての箇所をいつも完璧に掃除しておくのは忙しい日常では難しいこと。
滞在時間の長い寝室とリビングだけでも常に清潔に保つよう心がけましょう。
カーペットはできるだけ避ける
ダニの温床となる可能性が高いので、できればカーペットではなく丸洗いできるラグなどを使用しましょう。
また、畳の和室よりもフローリングの方がダニの発生を抑えられます。
ソファは革製(合成皮革含む)のものがベスト
布製のソファは深部までダニが入り込み、掃除機では除去しきれません。
革製のソファを選び、さらに丸洗いできるカバーを着けて使用することをおすすめします。
どうしても布製のソファが良いという場合には、カバー着用の上、こまめにソファ本体にも掃除機をかける必要があります。
カバーは防ダニ加工のものを選び、夏は月2回、冬は月1回くらいのペースで丸洗いしましょう。
空気清浄機の設置
花粉症でなくても、アトピーの場合には身体の免疫機能が花粉を異物として認識してしまうことがありますので、花粉対策もしておきましょう。
高価な空気清浄機はとんでもなく高いので、コスパが良いものを選びます。
ただし、空気清浄機を設置しても、適度な換気を忘れないでくださいね。
アトピー肌さん向け洗濯のポイント
洗剤や柔軟剤に注意!
洗濯後の衣類に残った洗剤や柔軟剤の化学成分、界面活性剤がお肌への刺激となることがあります。
どんなに高性能の洗濯機でも、これらの成分は多少残ってしまいます。
合成洗剤ではなく石けん洗剤、柔軟剤代わりにクエン酸粉末を使用するとお肌を刺激するリスクを軽減することができます。
洗濯槽クリーナーを定期的に使用
洗濯槽の裏側についたカビが、洗濯したときに衣類に付着し、アトピー発症や悪化の原因となる可能性があります。
見落としがちな部分ですが、洗濯槽を清潔に保つよう気を付けましょう。
肌には低刺激の石けん洗剤は、洗濯槽の裏に石けんカスが残りやすくカビも発生しやすいため、月1回程度は洗濯槽クリーナーを使用します。
アトピー肌対策の寝具選び
布団、枕、カバーやシーツ類は繊維の密度が高いものを選ぶ
薄い方が良さそうなイメージかもしれませんが、繊維のすき間からダニが寝具に侵入してしまうため、ペラペラしたあまり安価な寝具は避けましょう。
しっかり密度が高く防ダニ加工のしてある寝具やリネンがベストです。
布団専用のヘッドを使用して掃除する
天日干しだけでは布団の内部のダニを除去することができず、むしろ日光を避けてダニがさらに奥へ侵入してしまう可能性もあります。
週1回以上は、布団の両面しっかりと掃除機をかけることをおすすめします。
布団専用のヘッドも売られていますので、できれば使用してください。
布団だけでなく、マットレスの掃除もお忘れなく。
季節ごとの布団の入れ替え時にはしっかり掃除
季節の変わり目に布団の衣替えを行う際には、布団だけでなく室内の掃除もしっかりと行いましょう。
長期間クローゼットに収納されていた布団には多くのダニが繁殖していますので、布団に付着していることはもちろん、取り出したとき室内に大量のダニが舞い散ってしまうことになります。
ダニ対策のみを考えればポリエステル綿布団
ふかふかの羽毛や羊毛布団を使用したいところですが、これらはダニが好む素材ですので、布団の中綿としては避けた方が賢明かもしれません。
どうしてもという場合は、防ダニ加工がしっかりした良質な羽毛布団を選びましょう。
皮膚科で専門のドクターに相談
セルフケアでも改善しにくかったり、お肌の炎症がひどくなったりした場合には、皮膚科で専門のドクターの診察を受けることもおすすめです。
アトピー性皮膚炎の診断がついていれば、保険適応での治療が受けられます。
外用薬
顔の炎症に対しては、ステロイドの塗り薬やタクロリムス軟膏(プロトピック®)の処方が基本となります。
部位や年齢を問わず、炎症が少なく乾燥による症状が主体の場合には、保湿のためにヒルドイド®が使用されます。
柔らかいタイプの軟膏やローションもあるため使いやすいです。
ステロイドの長期使用は副作用のリスクがあるため、炎症が治まってきたら処方の保湿剤に変更するか、セルフケアに切り替えることも多いようです。
内服薬
かゆみを抑えるため、抗ヒスタミン薬やヒスタミンの発生を抑制する抗アレルギー薬の内服をすることもあります。
あまりにも重症になると免疫抑制剤を内服する場合もあるようです。
いずれにせよ、処方薬を使用しても、症状を抑える目的で使用されるので、アトピーの原因が取り除かれるわけではありません。
医療機関を受診しても完全に治癒するわけではないことを理解しましょう。
専門医の知恵を借りて助けてもらうのも賢い方法ですが、アトピー対策は日頃のケアが最も重要であることを忘れないでくださいね。
遺伝的な要素が強いと考えられるアトピーの場合には、セルフケアだけではどうしても症状が抑えられないこともありますので、悪化する前に受診することをおすすめします。
まとめ

気になるスキンケア化粧品は見つかりましたか?
お肌に合うか合わないかは実際に使ってみないとわかりませんので、トライアルを申し込んでパッチテストでチェックしてみてくださいね。
原因がわからず、悪化と改善を繰り返すアトピー肌だと、使用できるアイテムが限られてしまうのが悩みのタネ。
化粧品ジプシーになってしまったり、スキンケアに気を遣いすぎて疲れてしまったりする方も少なくないと思います。
お肌が荒れていると心まで憂うつになってしまいがちですが、あまり悲観的に考えないでください。
食事の内容や掃除の方法も含め、セルフケアについてそこまで神経質になる必要はありません。
やれそうなことから気楽に始めてみましょう。
アトピーについての研究はかなり進んでいますし、適切な治療によって完治も可能です。
アトピー肌と向き合っている方は、トラブル知らずのお肌の方よりも、ずっと美容や健康について深く考え、生活習慣や生活環境に気を付けて毎日を過ごし、化粧品に関してもとても詳しいはず。
それは女性にとってすごく大切で、素敵なことだと思いませんか?
正しいスキンケアはアトピー肌でなくても必要なこと。
今までやこれからの知識や経験は無駄にはなりません。
アトピー肌の方にもメイクやおしゃれを思いっきり楽しんでいただけたら・・・そう願っています。
