アトピー肌を悪化させないために気を付けたいこと
前述のとおり、アトピー肌の原因はまだあまりはっきりしていないのが現状です。
そんなアトピー肌ですが、ストレス・不規則な生活・ハウスダストをはじめとするいろいろな要因が複雑に絡み合うことでますます悪化してしまうと考えられています。
ここからは、アトピー肌を悪化させないために気を付けたいことをご紹介していきます。
アトピー肌向け美容液の注意点
アトピー肌の方が美容液を使用するときに、肌に刺激を与えないよう下記の点に注意して使用することをおすすめします。
美容液は少しずつつけましょう!
美容液は化粧水や乳液などと比べると美容成分が濃く配合されていることが多いもの。
大量に肌につけると、アトピー肌には刺激が強すぎることがあります。
面倒でも少量ずつつけることを心掛けてくださいね。
アトピー肌の症状が重いときは美容液を控えましょう!
美容液は作用が強い分、肌への刺激も強くなりがちです。
その日のアトピー肌の状態をみて、肌が弱っているときの美容液の使用は控えることをおすすめします。
パッチテストは正しく行いましょう!
初めて使用する美容液は必ずパッチテストをしてから使用することを、「美容液の選び方」の項目でおすすめしましたね。
ここではパッチテストの正しい方法をご紹介します。
美容液を二の腕の内側の皮膚につけ、丸2日間観察してください。
化粧品によるかぶれは、アレルギー症状が48時間後に現れることの多い接触性皮膚炎なので、1日程度のパッチテストでは不十分です。
また、パッチテストをするときは体調にも気を付けてくださいね。
体調がよくないときにパッチテストを行うと、アレルギー反応が出やすくなる方もいます。
生活習慣に気を付ける
アトピー肌を悪化させないための生活習慣のコツをご紹介します。
冬場でもしっかり紫外線対策を!
バリア機能が低下しているアトピー肌にとって、紫外線ダメージは大敵です。
紫外線を浴びあることで炎症が起き、アトピー肌が悪化するリスクが高まります。
冬でも外出時は日焼け止めを塗り、帽子などをかぶることをおすすめします。
また、夏場は紫外線対策のために長袖を着ることもあり、汗を大量にかくこともありますよね。
汗をそのまま放置すると菌が増えてアトピー肌によくありませんので、外出の際には着替を持ち歩き、汗は濡れタオルなどでやさしくふき取るようにしましょう。
ストレス解消法を持つ
アトピー肌を悪化させないためにはストレスを溜めないことも大事です。
仕事や家庭でのストレスが溜まったら上手に発散するようにしましょう。
アトピー肌のかゆみなどの症状は、なにかに夢中になっているときは感じにくいということもあります。
逆に、就寝前や入浴中などはあまり考えることがないためかゆみを強く感じることが多いようです。
なにか夢中になれる趣味などをもつことも、アトピー肌対策には有効ではないでしょうか。
ストイックに頑張る必要のある趣味よりは、あくまでも楽しく続けられる気軽な趣味を持つと良いですね。
入浴も大切に
アトピー肌の方はなによりも肌を清潔に保つことが大事です。
不衛生にしていると肌の上で黄色ブドウ球菌などが増え、アトピー肌が悪化してしまいます。
また、アトピー肌の方はステロイド外用剤を利用している方が多いと思いますが、前日に塗った塗り薬が肌に残っていると、新しく塗った薬の効果が出にくいともいわれていますので、肌をいたわりながらきちんと汚れを落としましょう。
<アトピー肌の方におすすめの入浴法>
お湯の温度は熱すぎるとアトピー肌への刺激が強すぎます。
ちょっと熱めに沸かして、その後お水でぬるめの湯温に調節しましょう。
入浴時間は10分前後が理想的。
お湯につかって肌をやわらかくすると汚れが落ちやすくなるので、洗浄力の強いソープやシャンプーを使わなくても汚れを落とすことができますよ。
入浴剤を入れるならアトピー肌向けに開発されたものを使用するのが無難です。
カラダを洗うソープやシャンプーは、なるべく添加物が配合されていない低刺激処方のもの使いましょう。
泡立てネットなどを使ってよく泡立て、その泡を肌に置くようにしながら洗います。
ゴシゴシ洗いは厳禁です。
入浴後、カラダを拭くときもバスタオルを肌にやさしく押し当てるようにしながら水分をとりましょう。
ゴシゴシこすりながら拭くと、アトピー肌を悪化させる原因になってしまいます。
タオルの素材も化学繊維のものより、コットン素材のものがおすすめです。
どうしてもかゆいときは…
アトピー肌の症状でとくにつらいのは、かゆみではないでしょうか。
掻いちゃだめだとわかっていても、耐えられないほどかゆいこともあるでしょう。
そんなときは、かゆい部位を保冷材などで冷やすとかゆみを軽減できますよ。
また、就寝中に知らぬ間に掻いてしまう場合もあると思うので、いつも爪を短く整えておき、爪から菌が入ってアトピー症状が悪化しないようにしましょう。
オーガニックコットン素材など、肌に優しい素材で作られた手袋を就寝中にはめておくのも有効です。
かゆみはカラダが温められることで引き起こされるので、「お風呂はぬるめ」を心掛けましょう。
まとめ

アトピー肌は体質の遺伝によるものだと思われがちですが、必ずしもそうではなく、食生活の欧米化や生活環境の変化などによってアトピー肌を発症している現代人は少なくありません。
そんなアトピー肌のお手入れで重要なのは、「保湿」です。
しっかりと肌に潤いを届けることで、壊れたバリア機能を立て直し、乾燥しにくく外的刺激の影響を受けにくい強い肌をめざすことができるのです。
今回はアトピー肌の方でも使いやすい美容液をいくつかご紹介しましたので、気になる美容液があればぜひ試しに使ってみてくださいね。
