オルニチンとは

肝臓に効果的なサプリメントには、オルニチンを配合しているものがたくさんあります。
でも、オルニチンが体内でどのような働きをしているのかを知っている方は、あまりいないのではないでしょうか。
そこでここからは、オルニチンの優れた効果効能について詳しく解説していきます。
オルニチンは肝臓で働く成分
オルニチンは肝臓で大切な働きをしているアミノ酸の一種です。
私たちの体内にあるアミノ酸はタンパク質の中に存在しているものがほとんどですが、オルニチンはそうしたアミノ酸とは異なる「遊離アミノ酸」と呼ばれる栄養素で、血液中に溶け込んで全身を巡り、肝臓ではアンモニアなど有害物質の解毒を行うなど、健康維持に欠かせない役割を担っています。
肝臓とは
肝臓はカラダの中で最も大きい臓器で、約3,000億個もの細胞で構成され、重さは1~1.5kgほどあるといわれています。
肝臓には動脈・静脈・門脈と呼ばれる3つの血管があり、全身の臓器を巡った血液は必ず門脈を通って肝臓に集められ、それから心臓へと戻されるようになっています。
肝臓はとても強い臓器で、もし肝臓の1/4が失われた場合でも正常に働き続けることができ、約半年後には元の大きさまで再生します。
この回復能力の高さがあるがゆえに、肝機能が低下していても症状を自覚することが難しく、健康診断などで異常が発見される場合が多いといわれています。
黙って働き、静かに病魔におかされている…という点で、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。
肝臓の主な働きは、以下の4つです。
- 代謝
- 食物から摂った栄養分を、体内で使える状態に変化させる。
- 貯蔵
- 脳の働きに必要なブドウ糖(グルコース)をいつでも供給できるよう、備蓄している。
- 解毒
- カラダに有害な物質を無毒化する働き。
有害物質とは、アルコール、栄養素の代謝や激しい運動によって発生したアンモニア、薬などがある。
- 胆汁の産生
- 胆汁酸とコレステロールを合わせて胆汁を産生。
脂質の消化・吸収を助け、肝臓で仕分けされた不要な物質を体外へ排出させる。
肝機能が低下する原因
肝機能低下の原因の一つは、アルコールです。
飲酒した翌日に、なんとなくカラダや頭が重いと感じたり、眠気やだるさを感じたりすることはありませんか。
こうした疲れは、肝臓で生成・貯蔵される脳のエネルギー源(ブドウ糖)が不足していることで引き起こされると考えられています。
脳のエネルギー源として必要なブドウ糖とケトン体は、どちらも肝臓で生成されます。
しかし、お酒を飲むことで肝機能が低下すると、ブドウ糖やケトン体をつくる働きが妨げられるため、脳にエネルギーが送られなくなり、疲労感を感じるようになってしまうのです。
また、暴飲暴食・睡眠不足・ストレス・過度な運動といった行動によって、肝臓の代謝機能や解毒機能が酷使され、処理しきれなくなると、肝臓のエネルギーが不足し、脂肪や毒素が蓄積されてしまいます。
およそ500以上もの働きを担っている肝臓の動きが鈍ると、肝臓とつながっている多くの主要臓器が影響をうけ、全身の疲労につながってしまいます。
肝臓の働きを改善するオルニチン
食べものやサプリなどで摂取したオルニチンは、まず腸で吸収されてから肝臓・腎臓・筋肉などに運ばれていきます。
オルニチンが肝臓内で増加すると、「オルニチンサイクル」が活性化され、有毒物質であるアンモニアの解毒を促します。
アンモニアは、肝臓でエネルギーが作られるのを妨げるため、疲労の原因になってしまう物質。
オルニチンのパワーでアンモニア量が減少すると、エネルギーの生成に関与するTCAサイクルや、脳のエネルギー源であるブドウ糖を生み出す代謝が活発になります。
オルニチンは、スムーズなエネルギー産生をサポートし、脳を含めた全身の疲労回復に貢献する成分なのです。
また、オルニチンは肝機能を助けることから、アルコールの分解を促し、体内の不要物を排泄するデトックス効果も期待できます。
オルニチンはこんな人におすすめ!
オルニチン配合サプリは、肝臓の健康が気になる方はもちろん、年齢を重ねるにつれて疲れやすくなったと感じている方に最適な栄養補助食品です。
下記に当てはまる方は、ぜひ一度オルニチン配合サプリを試してみてはいかがでしょう。
- お酒を飲むのが好き
- 付き合いで飲む機会が多い
- 健康診断の数値が気になる
- 若い頃に比べて疲れが抜けにくくなってきた
- 朝、シャキッと目覚められない
- 慢性的な睡眠不足
- ストレスで暴飲暴食してしまう
- 甘いものの食べ過ぎが気になる
現代を生きる私たちのうち、4人に1人は肝臓に何らかの不具合が生じているともいわれています。
健康診断や人間ドッグなどで肝臓の異常が見つかる人の割合は、増加の一途をたどっているそうです。
昔は、肝臓疾患といえば男性の病気というイメージがありましたが、最近は女性にも多くみられるようになっています。
お酒を飲まない方でも、日々の生活習慣に肝機能を低下させる原因があるかもしれません。
不足しがちなオルニチンをサプリで摂りながら、肝臓をいたわるライフスタイルを心がけることが大事です。
オルニチンを効率よく摂る方法は?

オルニチンは一般的な食材にも含まれている栄養素なので、毎日の食生活に気をつけることでもオルニチンを補うことは可能です。
忙しくて食事がおろそかになりがち…という方には、手軽なサプリメントでのオルニチン摂取をおすすめします。
オルニチンを多く含む食品
肝臓に良い成分はオルニチンのほかにも、タウリン・アラニン・ビタミンB12などが有名で、それらはいろいろな食材に含まれています。
一方オルニチンは、しじみにだけ大量に含まれる栄養分なのです。
下記に記載しているしじみのオルニチン含有量を見れば、昔から「しじみ汁は二日酔いに良い」といわれている理由は明白ですね。
食材に含有されるオルニチンの量※100gあたり
- しじみ
- 10.7~15.3mg(約35個)
- きはだまぐろ
- 1.9~7.2mg(刺身7~10切れ)
- チーズ
- 0.76~8.47mg(スライスチーズ約5枚)
- ひらめ
- 0.6~4.2mg(約1切れ)
- パン
- 0.4mg(6枚切りパン約1.5枚)
たっぷり摂るならサプリがおすすめ
オルニチンで健康を維持するためには、1日400mg~1g程度のオルニチンを摂取するのが良いといわれています。
しかしオルニチン含有量が最も多いしじみでさえ、100g当たり15mg程度しか摂ることできません。
たとえば1gのオルニチンをしじみで摂ろうとした場合、100個以上のしじみを食べなくてはならない計算になります。
オルニチンをたっぷり摂りたいと思っても、食材からだけでは難しいのです。
でも、サプリメントであれば、大切なオルニチンを毎日継続して400mg~1g摂り続けることができます。
オルニチンの副作用は?
オルニチンは自然界の食材に含まれる成分。
私たちの体内に存在する遊離アミノ酸の一種でもあります。
そのため副作用はほとんどなく、安全性の高い栄養分だといえます。
ただし、オルニチンをサプリメントで摂る場合には、過剰に摂取しないよう気を付ける必要があります。
オルニチンの効果を早く実感したいからといってオルニチン配合サプリを過剰に摂取してしまうと、下痢や腹痛といった症状が出ることも考えられます。
また、オルニチン配合サプリに一緒に入っているその他の成分も過剰摂取による副作用を引き起こすことがあります。
サプリメントの製造元が規定している1日の摂取目安量を必ず守り、何か問題があったときはすぐに医師・薬剤師に相談しましょう。
オルニチン配合サプリの選び方

オルニチンの優れた効果をしっかりと理解していただけたでしょうか。
次は、実際にオルニチン配合サプリを購入して試してみてください。
最近はドラッグストアやネットショップの店舗でも、多種多様なオルニチン配合サプリが販売されるようになってきました。
そこでここでは、オルニチン配合サプリを選ぶときにチェックしていただきたいポイントを、3つご紹介します。
オルニチンの含有量
オルニチン配合サプリを選ぶ際は、1日に400mg~1g程度は摂れるサプリを選ぶと良いでしょう。
オルニチン配合サプリは医薬品ではないので、基本的には食事でオルニチンを摂取し、足りない分をサプリで補っていくのが基本です。
でも食材から摂れるオルニチン量は非常に少なく、1日に400mには全く届きません。
ですから、オルニチンをたっぷり摂れるサプリメントをおすすめします。
オルニチン以外の配合成分
オルニチン単体でも十分な効果は得られますが、その他にも健康や美容に役立つ成分が配合されているサプリだと、より高い実感が期待できるでしょう。
オルニチン配合サプリにおすすめのその他の成分
- 【タウリン】
- アルコールの分解、肝細胞の再生、脂肪肝の予防・改善、高血圧の予防に役立つ成分。
- 【亜鉛】
- アルコールの分解、肝硬変の予防に役立つ成分。
- 【ウコン】
- 有毒物質アセトアルデヒドの解毒を促進、胆汁の生成に役立つ成分。
- 【L-シスチン】
- アルコールの分解、有毒物質アセトアルデヒドの解毒を促進、二日酔いの予防に役立つ成分。
- 【ビタミンB群・A・C・E】
- 肝機能の正常化に役立つ成分。
品質や添加物の有無
オルニチンサプリメントは毎日カラダに摂り入れるものなので、安全で高品質なものを選びたいものです。
海外のサプリよりも、日本の国内工場の厳しい管理基準に基づいて製造されたサプリを選ぶことをおすすめします。
有用成分の原材料選びからこだわって作られているサプリもあります。
また、オルニチン配合サプリに限らずすべてのサプリにいえることですが、保存料や着色料などの添加物がなるべく入っていないことも重要です。
とはいえ、サプリメントに使われるカプセルや、タブレット(錠剤)化する際に使用される凝固剤などには多少の添加物も入っています。
それでも、できるだけカラダに不要なものは配合しないという考え方で作られたサプリメントを選びましょう。
購入する前にメーカーのホームページなどを見てよく検討し、信頼できる会社かどうかをチェックしておくと安心ですね
