手汗対策・制汗剤の使い方と注意点
手汗に悩む女子の強い味方になってくれそうな手汗対策制汗アイテム。
しかし効果があるだけに使用には注意すべきポイントがあります。
基本は製品の取扱説明書の指示に従うことですが、アイテム全般を通していえる上手な使い方と注意点をまとめておきます。
手汗対策・制汗剤使い方
手汗対策用の制汗製品の開発・研究の成果は日々アップデートされ、その効果と肌への優しさはどんどん進化しています。
しかし汗の分泌を抑えるために、毛穴をふさぐ制汗剤はどんなに肌に優しい設計になっていても、極力長時間の使用は避けたほうがよいです。
汗腺内部に閉じ込められた汗が酸化して、皮膚の内側で炎症を起こしてしまったり、制汗剤の有効成分が肌を刺激して肌トラブルを起こす可能性もあります。
たとえば外出時や仕事中は手汗対策制汗剤に頼っても、帰宅したらすぐに薬剤を洗い流し肌を休ませてあげましょう。
また常時使用していると制汗剤の「お守り効果」も薄れます。
緊張によって分泌する手汗対策には「これをつけたから大丈夫」という、心理的効果も大きいのです。
夜間に塗って朝洗い流すタイプのものを日中もつけたままでいたり、目安の使用量を超えて大量に塗るのも肌ダメージを大きくするだけで制汗効果は半減してしまいます。
もしも肌にトラブルが起こった時はすみやかに皮膚科を受診しましょう。
手汗対策・制汗剤の注意点
手汗用の制汗アイテムでチェックしたい成分はやはり制汗成分です。
塩化アルミニウム(アルミニウムクロリド)は制汗にとても高い効果を発揮しますが、肌が弱い人には刺激が強すぎることがあり、それだけに扱いは慎重にしなければなりません。
敏感肌の人や肌トラブルが起こりやすい人は塩化アルミニウムの緩衝材となる乳酸アルミニウムを含有したものや、刺激の弱いクロルヒドロキシアルミニウム配合のものや、天然成分由来の制汗エキスなどが含まれたものを使うとよいでしょう。
どうしても塩化アルミニウム配合のものが使いたいときは、含有率が低いものを選んで使うのもよいでしょう。
手汗を解消するその他の方法

気になる手汗対策として、クリームを塗ったり、サプリメントを飲んだりすることと並行して、手軽にできることを紹介していきます。
毎日の生活の中に取り入れやすいものから気分的なものまで、できるだけわかりやすく説明していきますので、まずは、できそうなものから取り入れていってくださいね。
手汗を治すツボを押す
手汗は精神性発汗のため、ツボを刺激することで気持ちを落ち着け、高ぶる交感神経を抑えると発汗量が減少します。
「老宮(ろうきゅう)」は手の平の真ん中にあるツボで、副交感神経を働かせ気持ちを落ち着けてくれます。
反対側の手の親指で、5秒押して5秒離す動作を5回くらい繰り返します。
もうひとつ、手の甲の人差し指と親指の骨が合流する部分にあるくぼみ「合谷(ごうこく)」のツボ押しもおすすめです。
ここは万能のツボとも呼ばれるもので、心を落ち着けるのはもちろん、肩こりなどの不調も改善してくれます。
逆の手の親指でグーッっと押し込みますが、刺激を感じないときは少し回すような動作を加えます。
ツボ押しは、痛気持ちいい程度までは問題ありませんが、やりすぎて強い痛みを感じるのは逆効果ですので、注意してくださいね。
手汗も解消してくれる「半側発汗」
舞妓さんが帯を強くしめて、白く塗ったお化粧を落とさないようにしている秘密、「半側発汗」。
これは、抑えている部分よりも上の部位すべての汗を抑える効果があるので、顔だけでなく、手やワキの汗も同時に抑える効果があります。
やり方はとても簡単。
バストトップから5センチくらい上を不快でない程度に圧迫します。
ゴム製のベルトのようなものや、着物を着るときのやわらかいヒモで縛っておくといいですね。
ずっと使っているのはマイナス効果なので、帰宅したらはずしてリラックスしてください。
外した時に、顔から一気に汗がでるようなら、正しく抑えられている証拠です。
夏なのに外しても汗が出ないという人は、半側発汗がうまくできていませんので、場所や締め具合を調整してみてください。
手汗を抑えるために自律神経を整える
手汗は精神性発汗なので、交感神経が高ぶることで大量の汗をかきます。
そのため、自律神経のバランスを整えられれば異常な手汗を抑えることができます。
特に最近は、常に交感神経が優位になっていて、副交感神経がほとんど働いていない状態の人が増えているので注意したいポイント。
食事で酸味や辛味のあるものを食べると、それを早く排出しようと交感神経が優位になるといわれています。
発酵食品を食べて新陳代謝も活発にするのもいいですね。
また、同じ姿勢を続けることでリンパの流れが滞ると自律神経にも悪い影響が出てくるので、気が付くたびに手足を伸ばしたり、座り方を変えたりするといいでしょう。
手汗を気にしすぎない
手汗を気にしすぎると、それ自体が余計な緊張感となり、さらに手汗を増やすことにつながります。
手汗が気になる理由のひとつに、「自分だけが手汗をかくのだから隠さないと恥ずかしい」と思っている点が挙げられますが、実は手汗が多いことはそれほど珍しいことではありません。
普段はそれほどでもないのに、緊張することで急にしたたり落ちるほどの手汗をかいてしまう人も含めれば、かなりの数の人が手汗をかいているので、「自分だけ」という考えは捨ててください。
とはいえ、コンプレックスを気にしないのはなかなか難しいもの。
例えば、ここで紹介した手汗対策クリームや手汗に効くサプリメントを飲むとき、「これでもう大丈夫!」と自己暗示にかけてみてください。
これだけでより効果が発揮されるときもあります。
ストレス解消を心がける
ストレスは、手汗の原因となる自律神経の乱れを起こす最大の原因です。
ストレスを感じなくなるのが一番なのですが、現実的には仕事や日常生活でのストレスを減らすことは難しいので、せめてうまく解消できるようにしましょう。
ストレスは、積極的に行動することで解消する人と、休息することで解消する人がいるといわれています。
オフの日に趣味のアウトドアを楽しむことで、体が疲れても精神的なストレスが解消するという人がいる一方で、家でじっとしていることで体力と精神面がリラックスできる人がいるのです。
つまり、疲れるからと趣味を我慢したり、行きたくないのにリフレッシュさせに連れ出したりするのは逆効果。
その人なりのスタイルで、ストレスを解消するように心がけましょう。
質の良い睡眠をとる
副交感神経が一番優位になるのは睡眠時です。
ところが睡眠の質が悪いと、いつまでも交感神経が高ぶってしまうので注意が必要です。
睡眠の質を上げるには、夕食を早めに済ませて、夜食などは避けること。
また、スマホの光は交感神経を刺激して入眠の妨げになるので、睡眠前の1~2時間は見ないようにします。
テレビの光も同じく、よくありません。
また、寝る前に温度の高いお風呂につかるのもNGです。
お風呂は温度が高いと交感神経を刺激し、ぬるめの温度であればリラクゼーション効果を高めてくれます。
寝る前に入るのであれば、ぬるめの温度にしてくださいね。
体を動かす
運動すると、自律神経の働きを高めてくれるほか、全身に酸素と栄養がいきわたり、老廃物を体外に排出してくれます。
また、ストレス解消になる人が多く、適度な疲労感で眠りも深くなるので生活リズムが整いやすくなるので、できるだけ運動は習慣化するようにしてください。
手汗は手に熱がこもりやすいことも原因のひとつですが、運動でめぐりがよくなると熱がこもりにくくなるので、手汗も解消しやすくなります。
運動はハードなものを週末だけやるよりも、軽い運動を毎日行う方が効果的。
散歩やストレッチでも十分なので、毎日何かをやって体を動かすようにします。
運動することで温熱性発汗がおき、一時的に手汗が多くなっても問題ありません。
仕事中などの手汗が解消されるので、運動中の手汗は気にしなくてOKです。
まとめ

悩みは深いのに、周囲からの理解はなかなか得られず「気にしなくても大丈夫だって」と片づけられてしまう手汗コンプレックス。
けれど自信が持てるセルフケア法や手汗対策の制汗剤など自分なりのお助けアイテムがあれば、自身も生まれ、前向きに毎日が送れるようになることでしょう。
毎日ちゃんとケアしていれば手汗を意識する機会もどんどん減って手汗コンプレックスも薄らいでいきます。
まずは、あなた専用の「お守りアイテム」を探してみませんか?
