日焼け止め化粧下地の正しい塗り方
日焼け止めの機能と化粧下地の機能を最大限に引き出すためには、どんな風に塗るのが正解でしょうか。
案外、自己流でちょいちょいとつけて「これで焼けないし、崩れない!」と過信している人、間違った自己流で使っているために「効果がない」と感じている人、多いかもしれません。
さっそく日焼け止め化粧下地ならではの、正しい塗り方を確認してみましょう。
普通の化粧下地よりも少し多めに塗る
使用する量の目安は、製品の説明を順守するのが鉄則です。
よく読んでみると、通常の化粧下地の場合は「顔全体にパール1粒分」などと書いてあるのに対し、日焼け止め機能の付いた化粧下地は「顔全体に大きめのパール1つ分」とか、リキッド状の場合は「500円玉大の量を手のひらにとって」などと書かれている場合が多いようです。
ほとんどのものは通常の化粧下地よりも「やや多め」が、使用の目安となっています。
「いつもの化粧下地」と同じ感覚で使っていた人は要注意。
最大のパフォーマンスを発揮するには、量が少ないかもしれません。
とくに紫外線防止のためには、決められた量を塗らないと期待する効果は得られないので、あらためて使っている製品のラベルや説明書をもう1度読んでみることをおすすめします。
また、日焼け止め化粧下地の機能に、ファンデーションやパウダー、美容液などの機能を加えた場合も、使用量は異なってきます。
狙った効果をきちんと出すには、メーカーが表示する「目安」をしっかり守ることが大切。
しっかり保湿してから使う
日焼け止め化粧下地は、美容液の成分がプラスされている場合でも、塗る前にスキンケアを完了しておくのがお約束です。
洗顔をして清潔にした肌に化粧水で水分を補給し、クリームや乳液で水分が逃げないようにヴェールを作るスキンケアをきちんとしておけば、日焼け止め化粧下地の効果を最大限に発揮できます。
化粧下地を塗るとき、肌の保湿が足りないと化粧下地が肌に密着せず、化粧崩れの原因になります。
また、たっぷり保湿した肌は、紫外線や室内の乾燥などの外的刺激を受けてもダメージを受けにくくなりますから、焼かない・崩さないためにも、スキンケアで保湿を完璧にしておきましょう。
1度乾かして2度塗り
日焼け止め化粧下地に塗りむらがあると、まだらに日焼けをしたり、塗り忘れた部分が化粧崩れを起こしたりします。
スキンケア後に日焼け止め化粧下地を顔全体に塗ったら、一度表面がさらさらになるまで待ち、その後に1度目の半分程度の量をもう一度つけると完璧です。
日焼け止め化粧下地を乾いてから重ね、とても薄い2層を作ることで、ファンデのヨレなども防げます。
普通の下地をつけるときと同じように、指に少量ずつ取って、少し手で温めてから塗ります。
おでこ、鼻、両頬・あごの5か所にちょんちょんと置いたら、顔の中心から外側に向かって指の腹を使って薄く塗り広げていきます。
生え際や首との境目は塗りむらができないように注意しながらよくなじませます。
顔全体に塗り終わったら、今度は下地が乾くまで待ちます。
手で触れたとき、ベタベタしないのを確認したあとファンデやパウダーをのせます。
塗り直し不要。代わりにパウダーファンデを重ねる
日焼け止めと言えば「こまめな塗り直し」がマストですが、日焼け止め化粧下地の場合は、外出先で塗りなおすのは難しいものです。
本気で塗りなおすとしたら、ファンデやポイントメイクなどをクレンジングで落とし、洗顔した後に塗りなおさなくてはなりません。
時間も手間もかかるし、クレンジングによる肌ダメージも増えて、得策ではないのです。
そんなときは、日焼け止め化粧下地を塗りなおすのではなく、上にパウダーファンデーションをのせることで、紫外線から肌をガードします。
パウダーファンデーションには、光を反射する成分が入っているので、紫外線拡散剤と同じような効果が得られるのです。
日射しの強い屋外で長時間過ごすときは、ボディに日焼け止めをつけなおす際に、顔はティッシュなどを軽く押し当てて余分な油分や汗を除去した後、パウダーファンデやお粉をはたけばOKです。
しっかりクレンジングで落とし、保湿
ノンケミカルと表示のある日焼け止め化粧下地は石鹸で洗顔するだけで落ちますが、ポリマーや紫外線吸収剤を使用した日焼け止め化粧下地の場合は、クレンジングが必要です。
肌に刺激の強い紫外線吸収剤が残ってしまうと、肌トラブルの要因になってしまいます。
髪の生え際やあご下、小鼻の脇などは、メイクが残りやすい部分です。
隅々まで丁寧にクレンジングを行いましょう。
ちなみに、ボディ用の日焼け止めも通常のボディソープでは落ちにくいので、日焼け止めを塗った部分には少量のクレンジング剤をつけて洗い流すのがおすすめです。
水に強い「ウォータープルーフ」系のものを使ったときは、専用クレンジングを使った後、洗顔料やボディソープを使いましょう。
肌が清潔になったら、たっぷりと保湿。
紫外線の影響でバリア機能が低下した肌も、保湿してやることによって本来のバリア機能を回復させることができます。
塗るとき同様、落とすとき、落とした後のケアも忘れないことこそ、日焼け止め化粧下地を快適に使うコツです。
開封したら、1年で使い切る
紫外線吸収剤は、成分の安定が崩れやすい(品質が変化しやすい)ので、製品に表示されている使用の目安をきちんと守りましょう。
ノンケミカルの製品は、紫外線拡散成分自体は安定していても「肌に優しい」と謳っているものが多く、防腐剤不使用なものも多いので、できるだけ短期間で使い切るのが正解です。
基本的に日焼け止め機能がある化粧品の使用期限は、1シーズンと思っておきましょう。
少なくても、開封後1年で使い切って。
夏の初めに購入した日焼け止め下地は、翌年の夏には使わないようにします。
まとめ

日焼け止めと下地が1度の手間で完了する日焼け止め下地は、夏の強い味方!
以前は「とはいっても、日焼け止めと下地を別々に塗ったほうが断然、仕上がりや日焼け止め効果は高い」などといわれていましたが、技術の進化によって1つでも十二分に仕上がりもUVカット効果もあって、しかも薄づきで軽く仕上がるアイテムがたくさん登場しています。
また、それ以外の美容液やファンデーション、コンシーラなどの機能を併せ持つタイプや、長時間効果が持続するもの、敏感肌でも安心して使えるものなど、バリエーションも豊富です。
この夏はぜひ、日焼け止め化粧下地を活用して、朝のメイクを手早くキレイに仕上げ「焼かない・崩さない」で美肌をキープしましょう。
