ケルセチンとは

ケルセチンとは

ケルセチンという名称の由来は、ラテン語の「オーク(ブナ科の落葉樹)」。

その黄色い色素は、生地を染める染料として昔から活用されてきました。

このケルセチンの健康効果が広く知られるようになったのは1990年頃からといわれ、その後研究が進み、サプリメントの原材料として使われるようになりました。

ここからはケルセチンの効果効能について詳しく解説していきます。

ケルセチンはポリフェノールの一種

ケルセチンは玉ねぎやリンゴなど野菜や果物に多く含まれているポリフェノールの一種。

ビタミンとよく似た重要な働きをすると考えられています。

ポリフェノールは約5,000種類あるといわれていますが、ケルセチンはその中でも、血液をサラサラにしたり、抗酸化や抗炎症など健康に深く関わっています。

ケルセチンはこんな人にオススメ

ケルセチンは、私たち人間の体内でさまざまな部位で、カラダの機能をサポートするために働いてくれている成分です。

ケルセチンは子どもを除くすべての方に積極的に摂っていただきたい成分ですが、とくに、年齢とともにスムーズに動けなくなってきた人や生活習慣病が気になる方におすすめ。

ここからはケルセチンがどんな症状やお悩みに効果を発揮するのかをご紹介します。

関節痛に悩む人

歩くたびにひざが痛む…という人は、年齢を重ねるごとに増えていきますが、その理由をご存じですか。

ひざの痛みは、加齢とともに筋肉が減少して関節を支えることができなくなり、関節の軟骨がすり減ってしまうことが原因で起こります。

ケルセチンは優れた抗酸化作用によって体内で発生した活性酸素を除去して、血液のめぐりを改善し、筋肉の減少を抑えて痛みを緩和してくれます。

実際に、ケルセチンが関節痛や関節炎に良い結果をもたらすことは、マウスを用いた研究でも明らかにされています。

活性酸素

活性酸素は本来、体内に侵入してくる細菌などを破壊しカラダを守ってくれる存在ですが、過剰に発生し過ぎると、細胞の酸化や遺伝子への悪影響など、さまざまな害悪をもたらします。[/aside]

動脈硬化が気になる人

血管中に存在するLDL(悪玉コレステロール)は増え過ぎると血液にのってしまい、血液がサラサラと流れることができなくなり、血管の壁にどんどん付着していきます。

血管の壁に蓄積されていくLDLが活性酸素の影響を受けて酸化すると、カラダを守るためにアメーバ状の大型細胞が酸化LDLをどんどん取り込み、血管の内側で膨張していきます。

そのせいで血管が狭くなってしまい、血流が停滞し、動脈硬化は起きてしまうのです。

ケルセチンは高い抗酸化力を持ち、体内で過剰発生した活性酸素を除去してくれるので、血管の壁に付着するLDL(悪玉コレステロール)が酸化するのを防ぎます。

その結果、動脈硬化の予防に役立ちます。

またケルセチンには血管そのものをしなやかにしたり、血液をサラサラにする働きがあることから、高血圧対策にも効果的です。

血糖値が高めな人

健康診断の結果などでよく話題にのぼる、血糖値。

血糖値が下がらないと高血糖状態が続き、やがて糖尿病になってしまうと考えられていますが、その原因は体内で分泌されるインスリンの量と働きの低下です。

インスリンはそもそも血液中の糖質をエネルギーに変換し、摂りすぎた糖質を脂肪として貯める働きがあります。

ところがインスリンの働きが悪化すると血糖値が下がらなくなってしまい、様々な不具合が生じてくるのです。

ケルセチンはインスリンの過剰分泌を抑制することで、血糖値の上昇を低減させる作用があるため、糖尿病予防に有効です。

玉ねぎは一般的に糖尿病予防に良いといわれていますが、それは玉ねぎのケルセチン含有量が多いからです。

コレステロール値が高めな人

揚げ物など脂っこい食事を好む方はよくコレステロール値を気にしていますよね。

ケルセチンにはコレステロール値の抑制効果があります。

食事から摂ったコレステロールは小腸で吸収され、血流によって全身に運ばれるようになっています。

ケルセチンをはじめとするポリフェノールは、腸の上皮に現れるタンパク質を阻害する働きがあるため、過剰なコレステロールがカラダに吸収されるのを防いでくれます。

そうすることで、血中コレステロールの濃度が上昇するのも防いでくれます。

花粉症などアレルギー体質の人

鼻炎や花粉症、アトピー性皮膚炎などの症状に悩んでいるアレルギー体質の方にもケルセチンはおすすめです。

ケルセチンには抗アレルギー作用、抗炎症作用があります。

アレルギー症状の原因であるアレルゲンが体内に入ると、免疫細胞が働き抗体が生成されます。

この抗体が免疫細胞と合体することで、炎症・腫れ・発疹・目のかゆみ・くしゃみといった症状の原因となる炎症物質ヒスタミンが分泌されます。

ケルセチンは炎症物質であるヒスタミンの生成を抑制することで、アレルギー症状の改善が期待できます。

アレルギー症状には個人差がありますので、人によってはなかなか改善しないという場合もありますが、根気よく続けることが大事です。

ダイエットしたい人

ケルセチンは脂肪の吸収を抑える働きがあり、ダイエットをしている方にも有効です。

脂肪が吸収されにくくなることで肝臓の働きが良くなり、脂肪の燃焼も高めてくれます。

つまりケルセチンを摂ることで、太りにくく、痩せにくいカラダをめざせるということ。

ダイエット目的の場合、食品を食べてケルセチンを摂取するよりも、サプリメントで摂取する方が余計なカロリーを摂る必要がないので、より痩せやすくなるでしょう。

ケルセチンを摂る方法とは

生活習慣病の予防などさまざまな健康効果が期待できるケルセチン。

毎日の食事で摂る事を基本にしながら、サプリメントや栄養食品などで足りない分を補い、ケルセチンパワーを継続して摂り続けることが何よりも大事です。

ケルセチンを含む食品

ケルセチンは食品でも摂ることができる成分です。

ケルセチンの含有量が豊富なのは玉ねぎで、主に外皮部分に多く含まれています。

そのほか、ブロッコリー、レタス、リンゴなど柑橘系のフルーツ、緑茶などからも摂ることが可能です。

ただし、ケルセチンは水溶性の成分なので、水にさらし過ぎると成分が溶け出てしまう心配も。

野菜や果物を調理前に洗うときは、水にさらす時間が少なくなるようパパッと手早く済ませましょう。

スープの具材として利用すれば、スープにケルセチンの栄養が溶け出るので効率よく摂ることができます。

またケルセチンは油との相性が良く、一緒に摂ると吸収が良くなるといわれています。

マヨネーズなどをかけたり、油で炒めたり、乳製品や肉と組み合わせて調理するのもおすすめです。

ケルセチン配合サプリメント

ケルセチンの1日当たりの摂取目安量は、100mg~500mg程度とされています。

1日に玉ねぎ半分~1個を食べると、40mg~80mg程度のケルセチンが摂れるそうですが、毎日継続して食べるのは大変ですよね。

ましてやケルセチン含有量の多い玉ねぎの外皮は、普段食べない人も多いので、外皮を料理に使用するのは抵抗があるという方もいるでしょう。

また食事だけで十分な量を摂取するのが難しい日もあるはずです。

だからこそ、ケルセチンを手軽に摂れるサプリメントや栄養ドリンクなどを上手に活用することをおすすめします。

ケルセチン配合サプリメントの選び方

ドラッグストアやネットショップなどをのぞいても、ケルセチンを配合したサプリメントはそう多くはありません。

そんなケルセチンサプリメントだからこそ、確かな知識を持って安全で適正な商品を選びましょう。

成分の原料

ケルセチンは、玉ねぎをはじめとする様々な野菜や果物に含まれています。

野菜や果物に含まれているケルセチンは、ケルセチンが糖と結合したケルセチン配糖体で、カラダへの吸収率が高いといわれています。

なかでも玉ねぎにはより吸収率の高いケルセチングルコシドが豊富に含まれているので、ケルセチンサプリメントの原料として玉ねぎの皮から抽出されたエキスを配合したものがおすすめです。

パッケージや公式サイトなどでケルセチンの原料まで細かくチェックしてみましょう。

また、漢方でよく利用されているマメ科の植物エンジュから抽出されたのがケルセチンプラスと呼ばれるもの。

ケルセチンプラスは酵素処理を経て吸収力が高められています。

その他の配合成分

ケルセチンだけでも十分な健康効果が期待できます。

さらに高い結果を望むなら、ケルセチン同様、玉ねぎ由来の成分シクロアリインが配合されたサプリメントを選ぶと良いでしょう。

シクロアリインは、血流改善に役立つアミノ酸の一種で、生の玉ねぎに含まれている量はわずか0.1%足らず。

そのため玉ねぎ料理ではごく微量しか摂取できません。

ケルセチンとシクロアリインを濃縮してW配合しているサプリメントは、生活習慣の改善にベストな組み合わせといえるでしょう。

安全性

ケルセチンサプリメントは毎日続けることでより良い結果を実感できるもの。

そのため安心して飲み続けられるよう、原料や添加物の有無を確認するだけではなく、製造工程や品質管理も徹底されているサプリメントを選ぶようにしたいものですね。

きちんとしたモノづくりをしているメーカーの場合、公式サイトなどでこのような情報を公開されているので、きちんと確認しておきましょう。

またカスタマーセンターなどがあり、サプリメントの購入前や購入後に気軽に相談できる体制を整えているメーカーも信頼性が高いといえます。

続けやすい価格

サプリメント摂取で大切なことは、しっかり実感できるまでまずは3カ月間じっくり飲み続けること。

だからこそ、長い間続けても家計の負担とならない価格であるかどうかも、サプリメントを見極めるうえで重要なポイントです。

長い年月をかけて乱れてしまった体質は、一朝一夕で劇的に改善できるものではありません。

サプリメントを3カ月間きちんと飲み続けることで、ゆっくりと変わっていく自分を確認してください。

ケルセチンの副作用と活用法
大人ニキビに効く洗い方