飲む日焼け止めとは

ほんの数分間だけベランダに出てパパッと洗濯物を干す…という場面を想像してみてください。
日焼け止めを塗るよりも、飲む日焼け止めの方がラクチンだと感じませんか。

そんな風に、飲む日焼け止めは何かと魅力的な情報が多いのですが、日焼け止めに効果的な成分を飲んでカラダに入れるのはちょっぴり不安…と感じている方も多いのではないでしょうか。

飲む日焼け止めが日本で解禁されたのは2016年ですが、実はヨーロッパでは十数年前から市販されており、皮膚科でも取り扱われるほどポピュラーな日焼け止めです。

また、敏感肌の方や肌荒れしている状態のときに日焼け止めクリームは塗りづらいですが、飲む日焼け止めなら肌への物理的な影響を心配する必要もないですよね。

飲む日焼け止めは上手に活用すれば、これまでよりもずっと快適に紫外線対策ができるかもしれません。

飲む日焼け止めの効果

肌に塗る日焼け止めが紫外線をブロックするメカニズムは、

  1. 紫外線吸収剤が肌表面で吸収した紫外線を科学的に変化させて放出させるか
  2. 紫外線散乱剤の作用で紫外線を跳ね返すか

の2パターンです。

一方、飲む日焼け止めは、抗酸化作用を発揮する成分のチカラで紫外線ダメージを防ぐ働きがあります。

紫外線を浴びると肌内部では活性酸素が発生して肌を酸化させ、シミやシワといった年齢トラブルを引き起こしますが、この活性酸素を抑制・破壊することで紫外線による老化ダメージをブロックするというわけです。

同じ環境下にいても、抗酸化力の高い人は日焼けしにくく、抗酸化力の低い人は日焼けしやすいと考えられているので、飲む日焼け止めは日焼けしにくい肌作りに役立つといえるでしょう。

塗る日焼け止めとの併用がベスト

飲む日焼け止めは、抗酸化力を高めて活性酸素の発生を防ぎ、紫外線ダメージをブロックしながら日焼けを防いでくれます。

塗る日焼け止めが塗った部分だけしかガードできないのに対し、飲む日焼け止めは全身をまんべんなくガードしてくれるので、うっかり焼けも防止できます。

たとえば、髪の分け目やサンダルの足の甲、道路からの照り返し焼けが気になるアゴの下、日焼け止めを塗れない瞳など、日焼け止めを塗り忘れやすい部位もしっかり紫外線ダメージから守れるのです。

ただし飲む日焼け止めには、塗るタイプの日焼け止めのように紫外線を吸収しにくくする作用がなく、メラニンの生成を止める働きもありません。

飲む日焼け止めと塗る日焼け止めはそれぞれにメリットがあるので、両方を併用すれば、紫外線対策は万全と言えるでしょう

飲む日焼け止めの正しい摂り方

飲む日焼け止めは飲んですぐに効果が発揮されるわけではありません。

食べものの栄養が徐々に体に吸収されるように、飲む日焼け止めに配合されている有用成分も時間をかけて吸収されていくからです。

外出予定時刻の1~2時間前に飲んでおくと、出かける頃までには飲む日焼け止めが体に吸収されていることでしょう。

また、食べ物を食べると胃や腸の働きが活発になり消化吸収されやすくなるので、食事の前後30分以内に飲む日焼け止めを摂るのもおすすめです。

紫外線の強い季節は、外出してから数時間後にもう一度飲むようにすると良いでしょう。

うっかり飲み忘れてしまったときは、帰宅してすぐに飲む日焼け止めを摂ってください。
あとからでも紫外線による活性酸素の発生を抑える効果が期待できると言われています。

注意点や副作用は?

飲む日焼け止めに配合されている有用成分は植物由来のものがほとんどで、決定的な副作用は報告されていません。

ただし、妊娠中や授乳中の方、臓器が未発達な4歳未満の子供、高血圧や鉄欠乏性貧血の方、アレルギー体質の方、何らかの薬を服用中の方は、飲む日焼け止めの使用は避けるか、かかりつけの医師に相談したうえで飲むようにしてください。

飲む日焼け止めに限らず、すべてのサプリメントでも同じことが言えます。

また、海外製の飲む日焼け止めにはシダ植物由来の成分が含まれていることが多いのですが、この成分は副作用やアレルギーの可能性が高いことがわかっているので注意が必要です。

飲む日焼け止めの選び方

近年、日本でも注目が高まりつつある飲む日焼け止め。

女性誌やネットなどではいろいろな飲む日焼け止めが紹介されているので、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

紫外線対策ができる成分についての知識を持ち、効果的&安心して利用できる飲む日焼け止めを見極めましょう。

効果的な成分で選ぶ

成分①ニュートロックスサン

シトラス果実とローズマリー葉と抽出された成分で、天然のポリフェノールを豊富に含む。

紫外線により発生する活性酸素を除去することで、シミやシワといった年齢の悩みを軽減。

臨床実験でも紫外線をブロックする効果が解明されている抗酸化成分のひとつ。

成分②ブライトニングパイン

パイナップルから抽出される植物性のセラミド。

肌を外的刺激から保護する作用、肌を保湿する作用、メラニンの生成を抑制する作用、フィトールという成分によって美白効果を高める作用がある。

臨床試験でも、色素沈着の改善や肌のトーンアップ効果が認められている。

成分③リコピン

トマトやスイカ、ピンクグレープフルーツなどから抽出される天然の色素成分。

紫外線による活性酸素を抑える作用、メラニンの生成を抑えることでシミ・シワを予防する作用を有する。

臨床実験でも紫外線をブロックする効果が解明されている抗酸化成分のひとつ。

美白成分として厚労省に認可されている成分アルブチンより美白効果が高いとも言われている。

成分④シダ植物抽出液

飲む日焼け止めに配合されるシダ植物抽出液は、主に中央アフリカに生息しているシダ植物から抽出されるPLエキスを多く含む特許成分。

フェーンブロック、シェードファクター、PLエキスと称されることがある。

主成分であるPLエキスは抗酸化作用によるシミ・シワ予防効果、免疫防御作用、DNA保護作用、皮膚構造維持作用といった働きを有する。

成分⑤ハイチオンエキス

ビタミンや核酸、アミノ酸、ペプチドを含む酵母エキスが主成分。

活性酸素の除去、メラニンの生成の抑制、紫外線による肌ダメージの抑制などの作用を有する。

紫外線によって起きやすいシミ・シワの改善を確認した実験結果もある。

なるべく国産のものを選ぶ

飲む日焼け止めは海外では長い歴史があり、多種多様な製品が販売されていますが、海外製の飲む日焼け止めには日本では禁止されている原料が入っている可能性があるので健康面でやや不安が残ります。

2016年の解禁以降は、国産でもさまざまな美容成分を配合している魅力的な飲む日焼け止めが登場し、選択肢の幅が広がりました。

国産の飲む美容液は、日本人の体質や体格に合わせて成分や配合量が吟味されているので、初めて飲む日焼け止めを購入するという方には、できるだけ国産のものを購入することをおすすめします。

続けやすい価格で選ぶ

飲む日焼け止めは抗酸化力を高めることで、日焼けしにくく、紫外線ダメージを受けにくい肌作りをサポートするサプリメントです。

飲んだその日から紫外線に対する効果は得られますが、紫外線を徹底的に防ぎたいならしっかり毎日飲み続けることが肝心です。

だからこそ、成分配合をきちんと見極めることと同じくらい、無理なく継続購入しやすい価格帯のものを選ぶことも大切です。

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